腰痛は、その原因は多彩で中には内臓の病気によるものや,悪性腫瘍の一症状である事もあり、まずその原因を
正確に診断する必要があります。 しかしその多くは椎間板ヘルニアや、脊柱管狭窄症などの器質的疾患か、いわゆる”ぎっくり腰”や、産後の腰痛など レントゲンやMRI検査などでは異常の見られないものが大部分です。 それらの腰痛に対しては、ストレッチ体操や腹筋背筋の筋力強化訓練や、姿勢の注意などで治す事ができます。 さらに、最近では骨盤と背骨の間の関節(仙腸関節)のすべりがうまくいっていないために起こる腰痛が多く見られます。 これに注目し、博田節雄先生の関節運動学的アプローチ(AKA)療法が、短時間で頑固なあるいはぎっくり腰の ような急性腰痛について有効な事が注目されています。 まだ一般に馴染みがないためカイロプラクティックスや、整体と混同されていますが、患者さんに苦痛を与えず 道具を使わず実施できるため、現在日本AKA研究会の専門医を中心にこの治療のできる医師が増えつつあります。 当院でも10年前より博田先生に指導を受け、1日約40人の患者さんにこの治療を行い、 9割以上の患者さんの痛みの軽快を得ています。 時間は、5ないし10分で注射や機械を用いず手で柔らかい力を骨盤に加えるのみで終了します。 |